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120%自分のために走るひとが、私はすきです

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こんにちは

日々オリンピックを本気で観戦し、生活習慣を乱しまくっていたひとです

オリンピックはLIVEで観るのが醍醐味だと思っているので、翌日(もはや当日)がどんなにハードスケジュールであろうと、この瞬間は見逃せない、って競技は可能な限り観てました

その結果連日2~3時間睡眠だったけど、とても満足です(そのガタが最近きていた)

さて、そんな2016年夏、現実世界では口を開けばひたすら「ボルト格好良いよ~」と言いまくり、SNSではひたすらボルトの投稿にいいねする、そんな生活を送っていたらいろんなひとから「そんなにボルト好きだったの?!」とびっくりされたので、今日はそれについて書いてみようかなと思います(ここから最後までボルトすきしか書かないので、読む気が失せたひとは記事を閉じてもらっても大丈夫です(笑))

もう遠慮なく率直に言って、私はほんとにボルトファンです

もはやオリンピックロスというよりボルトロスと言ってもいいレベル

強いからすきだとか紳士ぶりが良いだとかじゃなくて(もちろん格好良いけどね)、ボルトの顔、表情が、なんかなぜかすきです

皆から「え、顔なの?」って笑われるけど、別にお友達でもないんだからTVで放送される以外のそのひとなんて知らないし、すきになるならそりゃ表面的なことなんじゃないのかなと思う

まあそれはいいとして、私がボルト良いなあって思ったのは2007年に大阪で開かれた世界大会が最初でした(なんと私はまだ若かりし12歳です)

ボルトは当時最速のスプリンター、タイソン・ゲイ選手(米)に200m決勝で破れて銀メダルだったんだけど、その頃から「すきな顔だなあ」って思ってました

超主観的なのは承知な上で、ゲイ選手の顔は怖くてあんまりすきじゃなかったし、ジャマイカのパウエル選手もそんなに魅力的に見えなかったんだけど(ファンの方々ごめんなさい)、ボルトの顔は良い意味で気になった

レース前はどんよりした顔してるけど、走るときとかその後で、結構くるくる表情変えるんだなあ、あ、今の顔良いなあって思ったときがあって

テレビに映るのはゲイ選手ばっかりであんまりボルトは映らなかったけど、まだ若いし、このボルト選手に次の大会にもどんどん出てほしい、もっと顔映してほしい、って気持ちと一緒にこっそり応援してたのを今でも覚えています

すると、翌年の北京オリンピックで金メダルを獲って、更に2009年には世界記録更新して、ボルト旋風が世界中に巻き起こったわけです

そのとき私が思ったのは、記録すごい!1位嬉しい!じゃなくて、あ、このひとって1位になって生きる表情を持つ選手なんだなあってことでした

当時は最後流したことに批判もあったけど(確かに、ダントツの走り見たかよ!ナンバーワンは俺だぜ!感はある)、若さとエネルギーが溢れてて私は嫌いじゃない、というかすき

むしろ、弱冠21歳とかそれくらいで世界記録破りまくりながら「この度は他の選手様と切磋琢磨でき、このような結果を取らせていただいたのも皆様のおかげです」みたいな態度取られたほうが興ざめです(笑)

敬意を払うところは別にあると思うし(それこそ話題のインタビュー中断はこれにあたるよね)、世界中に見せつけたいくらい自分の成し遂げたことに誇りを持てるのって、純粋にすごいと思うけどな

前年のゲイ選手は怖かったけど(200mもだけど、100mの威圧的な感じがすごかった記憶がある)、ボルトはやんちゃっ子が嬉しいって気持ちをそのまま純粋に出しました!って感じのはしゃぎっぷりで、傲慢に見える面があるとしても、水を得た魚みたいに生き生きしてた表情が憎めないなあと思った

年を重ねるごとに、そんな若気の至り感よりも王者の貫禄が出てきて、でも相変わらずレース前はほどよくイケイケで、穏やか&親しみやすい顔になりつつも、昔の良さが消えてないのが人気の理由かなと個人的には思ってる

共感してくれたら嬉しいんだけど、リオで改めて、ボルトってすごいくるくる表情が変わる選手だなあって思いました(思いませんでしたか?)

キリッとしてるときもあればおちゃらけてて親しみやすいときもあるし、本気の顔ももちろんするしで、表情がとても豊かで、私はそんな表情に滲み出る何かに惹かれるのかなあ

その中でも、今年の陸上男子200m決勝のボルトの顔が、2007年から今までで1番すきだ、と思いました

準決勝まで流して走っていたボルトが、雨の中最後まで歯を食いしばって全力疾走して、予想より伸びなかったタイムを悔しがって、でも最後にはレブロンポーズしてにかっと笑うの、ほんっとに最高で、国籍関係なく200%惚れるし、もはや私は泣いてしまうくらい心を掴まれました

(ボルトが3大会2種目3冠が決まったあの日、いろんなひととLINEしながら、私はほんとに涙ぐんでました)

ボルト自身も言ってるけど、200mは彼にとって1番思い入れがある競技だし、2007年銀メダルだったときの表情、世界記録更新したときの表情、ベルリンオリンピックで2連覇したときの表情、全部思い出される中であの表情はとても感慨深かった

世界記録更新はできなくてももっと速く走りたかった、って言葉もぐっときました

ボルト旋風が吹き荒れた2008年から今まで基本「いえーい、今回もぶっちぎりだぜ」って顔で走ってた彼が、久しぶりに最後まで全力で走って、かつ悔しい顔をしたのは心に残ります

やっぱり、大勢のひとの前で悔しがったり泣いたりって、抵抗があることだと思う

でも、人前でそんな表情ができるのは、それだけの準備や努力をしてきた証であり資格なんだろうね

なりふり構わず、がむしゃらに、一生懸命、本気で走るって良いなあ

たとえ不恰好なフォームだとしても本気で走る姿はひとの心を掴むのに、世界一のスプリンターが、最高に綺麗なフォームで、世界一を目指して最後の100分の1秒まで本気で走る姿なんて、もう宝物だと思います

何より、あの表情はずるい

もう私は何度でもあの瞬間のボルトに惚れられます

前は2大会3種目2連覇が決まった100×4リレー後にレブロンポーズしてたけど、今回はこの200mであのポーズしたってのも、個人的には響いたよね

他の選手への敬意を表しつつ野心は相変わらずで、真っ先に自己を表情や言葉に出すところも最高に良い

ファン思い、サービス精神旺盛ってことで有名ではあるけど、インタビューでも、皆のおかげです、応援ありがとう、じゃなくて、自分は伝説になりたいから全力を尽くすだとか、嬉しかった、悔しかっただとかの自分がどうかってのを先に言うところはずっと変わらない

あくまで、自分の目標達成のために走りたいから走るのであって、自分が走ることで観ているひとにインスピレーションを与えられるならそれは嬉しいことだっていう、私たちをプラスαに捉えてる感じが最高だと思ってます

だからテレビキャスターが、彼は国民の思いを胸に皆のために走るんですね、みたいなコメントするの聞くと毎回辟易してしまう

なぜそういう方向で美化する、って思っちゃうんだよなあ

くだらない

応援側に関しても、北京オリンピック決勝で流してたことに対して「俺たちがこんなに応援してるのに、最後流すなんてふざけてるのか!」ってコメントするひとに、私は口が悪いので「ふざけてるのはお前だろ」って思ってました

自分たちが応援してるから本気で走れとか、何様のつもりだって言いたい

ひとが走るときに100%誰かのために走るとかありえない

誰か喜ばせたいひとがいるから走るんだとしても、それはそのひとのためじゃなくて、根本的には喜ばせたいって思ってる自分のためじゃないですか

皆のために走るひとなんて、全然格好良くない

120%自分のために走るひとが、私はすきです

ボルトは、自分のことについて話した後はいつもちゃんと「応援ありがとう」「最高の走りを見せるから次も応援してほしい」って言ってくれるし、もうそれで十分すぎるくらいだと思うよね

棘のあることも書いちゃったけど、こういうわけで私はボルトが大すきです

そんなこんなで2007年から2016年まで、約10年間ボルトの走り、表情に魅せられてきたから、これで最後かと思うと寂しいです

キリッとして走るひと、笑顔が素敵なひとなんて数え切れないほどいると思うけど、理屈抜きですきな顔ってのはあって、そのひとの表情はそのひとにしかできないから、もう見れないんだと思うとこんなに寂しくなるのかな

日本人のくせにボルトすきすぎだろって言われちゃうかもしれないけど、国籍関係なくひとつになれるオリンピックって謳ってるのに、自分の国の選手しか応援しちゃだめなんて決まりがあるほうがおかしいじゃん、って屁理屈を言っておきます(まあ私は屁理屈だなんて思ってないけど)

ていうか、そもそも好き嫌いに正しいとか間違ってるとかないんだから、外野はごちゃごちゃ言わないでほしいよね

ボルトが走ったこの数年間に、同じ時代に生んでもらえて、こんなに夢中にさせてもらえて、ほんとに良かったなあって思います

走るというそれだけの行為でひとの心を掴める選手も、ただ走るだけの姿に感動できる私たちも、どちらも偉大で立派で素敵だ

夢中にする側も夢中にされる側も、自分の内にある何かを、あの短い数秒間の間に共鳴させている

その共鳴が、オリンピックの醍醐味であり魅力なんだと、私は思っています

2007年から今まで、銀メダルだったあのときから偉業を成し遂げたリオのオリンピックまで、あの9秒や19秒にずっとわくわくさせてもらいました

ほんとにありがとうございました

自分のために本気で走るひとが、私はすきです

金メダルが似合うのは、きっとそんなひとだと思う

お わ り